自然ガイドの北村です。
9月19日、埼玉県の神川エリアで
「植物の自然解説研修」を行いました。
植物といっても、今回はどこにでも生えている“道草(雑草)”がテーマです。
普段、何気なく生えている道草たちですが、
その背景には、どこにでも生えるための戦略や人々と関わってきた遊びや歴史があります。
今回の研修では、そんな身近な植物を通して、自然の魅力をお客様に伝える技術をブラッシュアップすることを目的としました。
午前中は室内で「危険な植物」や「図鑑」についてなど基本的なことの確認です。
「危険な植物」では、毒やトゲなど直接的な危険だけでなく、“どんな植物に危険生物が寄ってくるのか”や“この植物があるとどんな環境なのか”など間接的にわかる危険も話し合いました。
午後は外に出て、実際に植物観察をしながらその植物の特徴を知ったり、遊びを実体験するなどフィールドワークを行いました。
研修の参加メンバーはいろんな地方から来ているので、自分のフィールドとの違いを実感したり、情報交換により新たな発見が得られたりそれぞれ充実した時間を過ごしていた様子でした。
見慣れた道も改めて図鑑を片手に歩いてみると、思わぬ発見や喜びに出会うかもしれません。
ぜひみなさんも、身近なところにある自然を楽しんでみてください。
自然ガイド 北村春夏