5月12・13日 春の上高地「自然解説研修会」

5月中旬上高地は春まっさかり。高山の残雪はだんだん減り、間もなく夏山シーズンを迎えます。

春真っ盛りの上高地

今年の上高地の雪解けは早く、よく探すとカラマツ林の日蔭に少しだけ残雪を残すのみ。

夏の登山シーズン真っ盛りになると、上高地ターミナルでバスを降り、涸沢、槍・穂高をまっしぐらに目指し、上高地はただ通るだけという登山者は多いです。

ガイドの中でも、『横尾から先が本番なので、そこからはお客様にいろいろ話すのですが、上高地は通りすぎるだけなのであんまり説明するものがないんだよ』という者は正直多いと感じています。

約10㎞、見るべきポイントはいっぱいあります

今回はそんな上高地の見どころを、ガイド同士で見つけ合う研修を行いました。

河童橋で、ひとり物思いにふけるサル吉君
上高地の基部を構成するジュラ紀の地層

上高地には日本列島がまだ大陸とくっついていた時代の地層から、槍穂高超火山がカルデラ噴火した際の溶結凝灰岩層、世界一若い花崗岩とされる滝谷花崗閃緑岩など、いろいろな地層が見られます

ガイド同士、意見を交わします

ガイドは人が暮らした歴史、動物、植物、気候、風土など、様々な情報をインプットして、上高地をお客様にご案内します
これからの季節、いつもとは一味違う目線で上高地を楽しんでみてはいかがでしょうか。