研修の概要
- 研修の目的:
・ 山岳気象シナリオの作成方法を学ぶ
・ 所属ガイド6名による講演 - 開催日時:2024年10月23日(水) 10:00~16:00
10月24日(木)9:15~16:00 - 場所:八ヶ岳自然文化園
- 参加人数:20名(延べ)
研修内容
気象遭難を回避するために天気図をどのように使って行動判断すれば良いのか。当会所属の気象予報士でもあるガイドが開発した「山岳気象シナリオ・シート」を使って気象リスクを評価する練習を行いました。
初参加者でも天気図の読み取り方を教わり、自信を持って気象判断を行なっていました。今後は実地で経験を重ねることで迅速な判断ができるようになるでしょう。
2日目は6名のガイドが登壇し、気象体験談を披露しました。山岳気象シナリオ・シートの活用事例や各ガイドの得意エリアにおける気象の地域特性をテーマに熱のこもったトークが続きました。また2名のガイドからは気象遭難の実例が紹介されました。両名ともガイドになる前の体験で、事故をきっかけにガイドになる決意をしたそうです。
天候が悪化すると登山者はどのように追い込まれていくのか、あるいはどの時点で山行を中断すべきなのか。経験がないと想像がつきにくいのですが、このような研修を繰り返し私たちは研鑽を続けています。