研修の概要
- 研修の目的:
・事故状況発生~救助隊受け入れ態勢まで、自身で判断・実践する - 開催日時:2026年4月18日(土)
- 場所:小諸市安藤百福アウトドアアクティビティセンター敷地内
- 参加人数:14名(講師1名含む)
研修内容
総会の前日、恒例の危急時対応研修会を行いました。
今年のテーマは、実戦状況に近い総合技術。事故状況発生~救助隊受け入れ態勢まで、判断することやれること。
普段の訓練では、「ロープワーク」、「応急手当」、「引き上げ技術」、「搬送技術」、「総合判断」をそれぞれ別々の研修で行うことが多いです。
理由はそれぞれの技術で1日では終われないほどの内容があるためです。
ただ、いざ山中で状況発生したとしたら、すべての技術をガイドの判断の下に行う必要があります。
今回の想定状況は・・・
想定状況
[事故想定]登山道からパーティーメンバー1人が急斜面を10m程度滑落した。
[傷病想定]意識清明。足に怪我をして自力で登り返すことができない。また手も酷い擦過傷を負い、それもまた自力移動の障害になっている。ヘリ救助推奨。
[現場想定]要救助者が滑落した場所はそのままにしておくと再滑落の危険性がある斜面。携帯電話の電波エリア内。天候は晴れで微風、ヘリが飛ぶのに支障ない。ただし密な樹林帯でヘリピックアップのためには少しの距離搬送する必要がある。
[今回求めたこと](要救助者以外の参加者の安全を確保したうえで)要救助者への安全なアプローチと再滑落防止措置、要救助者の状態判断と必要な応急手当、要救助者を登山道まで引き上げ、ヘリピックアップポイントまでグループ搬送。
ガイドの体格と要救助者の体格、パーティーメンバーの年齢層と体力・人数・経験値、疲労度、時刻、季節、天候、場所などで正しい判断が変わってきます。
この手の研修を一般向けにすると、正解は何ですかと質問をよく受けるのですが、1つだけの正解というものはありません。
無数の不正解と、ベター、よりベターな解があります。研修を繰り返していくことでよりベターな解に早くたどり着くことができるようになります。

今年は期限切れの熊スプレー3本を使って、試射会も行いました。普段熊スプレーを持ち歩いていても、高価なのでなかなか自分で噴射したことがない人が多いんですよね。

今年のガイド活動への準備も万全です。