積雪期安全管理技術&ルートガイディング

研修の概要

  • 研修の目的:
    積雪期に必要な安全管理技術(雪崩捜索救助、引き上げ、シート搬送)と読図を中心にしたルートガイディングを実施して、積雪期に不慣れな人は経験を積むこと、慣れている人には復習することを目的に進めました。
  • 開催日時:2024年2月4日(日)9:00 〜16:00 安全管理技術
            2月5日(月)8:50〜14:30 読図を中心にしたルートガイディング
  • 場所:2月4日 黒姫高原スノーパーク隣接の森
       2月5日 袴岳周辺
  • 参加人数:2月4日 8名
         2月5日 6名

研修内容

雪深いエリアで行う積雪期研修は雪を大いに利用した内容になっています。
初日はビーコンの使い方から始まり、雪崩捜索救助のチームレスキューまで回数を重ねながら身につけていきました

チームで雪崩捜索救助練習

次に雪の中に物を埋めて支点を作り引き上げ練習、厚手のグローブでのロープワークは普段よりも難易度が上がりますが、改めて確認ができたようです。

雪に埋めて支点構築

最後はレスキューシートを使ってのシート搬送で下山。チームワークが必要ですが無事搬送終了できました。それぞれ人数がいてこそできる内容で充実した研修になりました。

シート搬送(全員集合 一人はシートの中)
シート搬送しながら下山

2日目は場所を変えて、こちらも積雪期でないと歩けない場所をめぐる読図を主に時おり自然解説を交えて行いました。少雪とはいえスノーシューでは十分に歩き回れる雪の量で、地形のポイントを探して、 自由に動き回りました。もちろんポイント間のルート取りも重要で安全に移動して、いくつもの周りの地形を確認してポイントを絞る作業は難しいところもありますが、どれも大切な技術です。また途中で動物の足跡、野鳥の巣や蛾の繭、冬芽などを見つけたり観察しながらの行動でした。この日は午後にかけて降雪が続き雪国らしさを実感した研修になりました。

野鳥の巣を発見
ブナの森をルートファインディング
降雪の中地図を確認

自然解説研修

研修の概要

  • 研修の目的:
    ガイディングに不可欠な伝える技術(自然解説)を山頂を目指さしな  がら自然を楽しむ視点で実施しました。
  • 開催日時:2024年1月28日(日)
  • 場所:富士山西麓(長者が岳)
  • 参加人数:6名

研修内容

1月28日(日)に「自然解説研修」を富士山西麓で実施しました。研修のテーマは、“楽しさ”をどう伝えるか。お客様に提供する上で何がポイントなのかをアイスブレイクゲームやネイチャーゲームなども盛り込んで研修のスタートです。

ゲームを通じて自己紹介
自然解説をするための動機付けゲームの一コマ(皆さん真剣です)
長者が岳山頂(本来富士山が正面に見えるのですがこの日は曇りで残念でした)
研修最後には富士山が姿を見せてくれました。何よりのご褒美です。

結び


今回の研修は、よりお客様に興味(自然解説)を持っていただく術を学びました。これからは「よりサービス性の高い案内」が求められるなか、とても野鳥や気象に詳しい仲間が参加してくれたこともありとても内容の濃い研修でした。