研修の概要
- 研修の目的:
・山の中にいる野鳥についてガイド中に解説できる知識を習得する - 開催日時:2026年5月23日(土)
- 場所:霧ヶ峰 八島ヶ原湿原
- 参加人数:3名
研修内容
長野県の霧ヶ峰で野鳥研修を実施しました。今回で3回目となる野鳥研修ですが、過去2回は上高地で実施しました。霧ヶ峰は高い樹木が多い上高地とは異なり、草地や湿原環境が広がり、草原性の鳥たちが多く生息し、比較的じっくり観察できます。
まずは八島ビジターセンターを訪れ、最近観察されている野鳥や自然情報について確認しました。現地の自然情報を得るには、ビジターセンターの最新情報が非常に役立ちます。

情報を得た後、屋内で霧ヶ峰で見られる鳥を中心にクイズ形式で講座を行いました。今回は自然解説の際に活用できる「鳥の名前の雑学」をテーマとし、写真と種名の組み合わせ問題や英名・中国名を当てる問題などを出題しました。
和名だけではなく、英名や中国名を知ることで、その鳥の特徴や人々がどのような視点でその鳥を捉えてきたのかが見えてきます。特にインバウンドを対象にガイディングを行うガイドにとっては、英名を知ることで今後のガイディングにも役立つはずです。登山中の解説では、鳥の形態や特徴だけでなく、名前の由来や別名に触れることで参加者との会話を広げるきっかけになります。自然を伝えるための引き出しを増やしてもらうことも、今回の研修の目的の一つでした。

講座終了後は霧ヶ峰高原へ移動し、実際に野鳥観察を行いました。
当日はあいにく霧が濃い天気でしたが、期待していたノビタキやアオジなどの草原性の小鳥がさえずる姿をじっくり観察することができました。姿を見ることはできませんでしたが、カッコウやキジの特徴的な鳴き声も聞こえました。さらに、オオジシギの鳴き声も確認。これらの鳥も草原や湿原を代表する鳥であり、霧ヶ峰ならではの自然環境を感じさせてくれました。上高地のような森林環境ではキビタキやオオルリ、シジュウカラ科の鳥が多いですが、今回は出現しませんでした。今回参加したメンバーは上高地の研修にも参加しているので、その違いにも触れることが出来ました。同じ長野県内であっても、環境が変わることで見られる鳥が大きく異なることを改めて実感できる研修となりました。

野鳥は山では必ず出会う野生動物です。実際に見ることが出来なくても、その行動や鳴き声、生息環境との関わりを理解することで、参加者へ伝えられる自然の魅力はさらに広がります。今回の研修で得た知識や経験が、参加者の皆さんの今後のガイド活動に活かされ、登山者に自然の面白さを伝える一助となれば幸いです。
【出現種】
キジ、カルガモ、トビ、カッコウ、オオジシギ、ウグイス、ヒバリ、キセキレイ、モズ、ジョウビタキ、ノビタキ、エナガ、シメ、アオジ、ホオアカ、ホオジロ 計16種




















































